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既存概念への挑戦

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モネのマネ

 

モネは素晴らしい。

 

” あのような感じの絵 ” は彼が有名にした。

 

これまでになかった ” 新しい ” 芸術動向である印象派を押し通した。

 

抽象動向の中でも、ジャクソン・ポロックの描いた絵は、” 新しい ”。

 

あんな絵、誰もが描かなかった。

 

 

ところが世の中には、モネを真似た絵画なんて腐るほどある。

 

ジャクソン・ポロック風の絵はいっぱいある。

 

世の中には、すでに存在する概念をマネしている作風は腐るほどある。

 

ベンチャーズがもたらしたエレキブームは爆発的に広まり、
日本中のあっちこっちでエレキを弾く、それも、
ベンチャーズがはじめて創った曲を弾く。

 

自分で作った曲を弾く人なんか、非常に少数派です。

 

芸術は、創造されなくてはいけません。

 

新しくなくてはいけない。

 

”他にない もの” を創りだすのは非常に苦しい戦いです。

 

なぜなら、お手本がないからです。

 

適当に自分の思う通りに描いて下さいと言われても、なかなか描くのは難しい。

 

スラスラ描けた場合でも、それは何かのキャラクターの模倣であったり、
ある漫画家の作風の顔であったりする。

 

このようなものは、簡単に描けます。
誰が見ても、あ、例の絵だなと、安心できるからです。

 

けっ、なんやあいつ、ヘンテコな絵を描きやがるな、ばかじゃないかといった
人の目を気にする必要がないから楽なのです。

 

 

あまりにも独自なものを描くことは難しいです。

 

 

ある人が純粋に生み出した新しい雰囲気を、時代は最初のうちは受け入れません。

 

それが一旦受け入れられると、後世の人がず〜〜っとマネをして引継いでいきます。

 

それが続くとどうなるか?

疑問を持つ人が出てくる。

 

その彼が彼女が苦悩の末、”新しい”芸術を生み出します。

 

それは、はじめは受け入れられない。

 

なにかのきっかけ、作者が死んだりすると、注目されたりする。

 

受け入れられ、またまた引き継がれて、時代を引っ張っていく。

 

 

「瞬間の創造と継続した模倣」 の繰り返しが、芸術を前進させます。

 

アヴァンギャルドとモダニズムのネズミの追いかけっこの結果、
前者が猛烈に悲劇的に打ち出して押し通して新しい芸術を生みだし、
それを後者は万人に受け入れられやすく応用して模倣していく、

 

この繰り返しが、芸術を、世の中を、前進させると僕は思います。

 

既存概念への挑戦
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