vol.3 描かなくなる理由
あなたも幼い頃は、芸術家でした。
襖に、壁に、机に、絵を描き散らかしていました。
そして、お父さんとお母さんを困らせてしました。
幼い子供は、感情を表現する術を持たないが、
純粋なので、泣く、叫ぶ、喜ぶ、走るなどによって、
感情を全力かつ全身で表現します。
ところが、ある年齢に差し掛かった時に、
仲間と外で走り回って遊んだり、
かくれんぼをしたりしたいのにも関わらず、
今にも飛び出して行きたくなるのにも関わらず、
じっと我慢して家で絵を一心不乱に描いています。
感情を絵で表すのは、本能的な欲求なのです。
それは非常に素晴らしい瞬間です。
しかし、年齢とともに次第に描かなくなる。
何故でしょうか?
その理由は、
自分以外の人間に興味を持つようになることで、
人の目を気にするようになるからです。
自我の研究期間は終わったのです。
自分の内面だけを、
これ以上見続けても成長できない事を悟るので、
自分の人間性を向上させるために、
他人とかかわって経験を増やすようになるのです。
他人が自分に関わりだすようになると、
自分のしていることがどう思われるのかを、
強く考えるようになります。
否定されたくない。
「なんだよ、お前変な絵だな!」と言われるのが怖いのです。
自分の描いている絵が、上手いな下手だねえと、
レッテルをはられるようになるにつれて、
恥ずかしくなるので、描かなくなるのです。
みんな初めは芸術家でした。
それが次第に描かなくなるのです。
描かないということは、本能的な表現欲を満たせていない。
描かなくなる理由 = 他人の目を気にするから
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